梅雨入り前に!雨に打ち勝つ革靴のお手入れ方法を学ぼう
「雨でもどうしても革靴を履かないといけない。」 –・・・
使い込むうちに味が出てくる革靴、お手入れはしっかりしていますか?
革靴の革は、元々動物の皮。人間の肌と同じく、日頃のお手入れが必須。状態を保ちながら、より良い風合いを出していきたいですよね。
今回は、基本のお手入れ方法と、スムースレザーに合うお手入れアイテムをご紹介します。
時間がない方向けの“これだけは毎日やってほしい”という時短のお手入れもご紹介。
必要なものは、ブラシ×2、布×3、クリーナー、クリーム、防水スプレー。お手入れアイテムの用意ができたら、さっそくお手入れに取り掛かりましょう。
※どんなアイテムも、どんな革靴にも合う、というものはないので、必ず革靴の目立たないところで確認してからお手入れをしましょう。
まずはブラシでほこりなどの表面の汚れを落としていきます。つま先、側面、かかと、と前から後ろに向かっていくと◎。
縫い目などはほこりがたまりやすいため、入念に。
磨きクロスなどの布にクリーナーを取り、布を指に巻き付けて、小さく円を描くように塗ってください。部分的な汚れを落とします。
※ムラやシミの原因となりますため、必ず直接塗り付けず、布に取ってから塗ってください。
汚れが落ちたら、靴全体に伸ばすように塗ってください。手を素早く動かすのがコツ。
汚れを落としたら、今度は栄養を与えてあげましょう。人間の肌と同じですね。
汚れを落とした時とは別の、綺麗な布に乳化性クリームを取り、少しずつ塗ります。
靴クリームを全体に馴染ませるために再びブラッシングをします。ここでも、最初に使用したブラシとは別のブラシを使用して。
布やグローブシャイン等で全体を磨きます。革の境目等も入念に。
最後に防水スプレーをかけてあげましょう。防水スプレーには、防水効果だけでなく、汚れがつきにくくする効果もあります。
時間がないからと全くお手入れをしないでいると、どんどん革靴は劣化してきてしまいます。せめてホコリなどの汚れだけは毎日落としてあげましょう!
ブラッシングだけなら、玄関先で履いたままでもできます。両足あわせて30秒。それなら毎日できそうですね。
玄関先に座れるようでしたら、座ってブラッシングするのが◎。
普段のお手入れ方法のワンステップ目と同じように、つま先⇒側面⇒かかと、という順にブラッシングしましょう。力は入れすぎず、ほうきでホコリを払う感覚で。縫い目やシワ等はホコリがたまりやすいので、要注意。
ホコリを落としただけでも、だいぶ見た目が綺麗になります。
また、ホコリなどがついたままだと、革に必要な油分が吸い取られてしまい、乾燥してしまいます。ブラッシングだけで乾燥を防ぐこともできるのです。
普段からしっかりお手入れをしていれば、少しくらい雨に濡れてしまっても大丈夫。普段のお手入れが、緊急時にも活かされます。
ただ、雨に濡れてしまった場合は、普段とは違う特別なお手入れが必要。以下のページでご紹介しています。
⇒【梅雨入り前に!雨に打ち勝つ革靴のお手入れ方法を学ぼう】
革靴のお手入れは、道具がたくさん必要で時間もたくさんかかり、なかなか大変。でも、時間をかけてお手入れしてあげたからこそ、革靴への愛着が湧き、もっと大切に使おうと思うことができます。
ちゃんとお手入れをすれば、何年も使える革靴も。
革靴のお手入れ方法を身に着けて、良い革靴と、良い関係を築きましょう。