「コートにアイロンってかけられる?」コートのアイロンがけ方法!
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ファッションアイテムにおいて、「レザー」は欠かせない素材の一つ。しかし、一言で「レザー」と言っても、その種類は実に豊富。エコレザー、ヴィーガンレザー、カウレザー、PUレザー、、、どれが本物のレザー?今回はレザーの種類について調べてみました。
レザーの種類には、大きく分けて動物由来の「天然皮革」と、動物由来ではない「合成皮革」の2種類に分類されます。
それぞれの種類に分類されるレザーの種類を細かく見ていきましょう。
天然皮革は、動物の皮を加工して作られた革。丈夫で長持ちするだけでなく、経年変化による風合いを楽しめるのも魅力的な素材です。
種類
1.牛革(カウレザー):
牛革は、牛の皮を加工して作られる革素材です。丈夫で長持ちするため、靴やバッグ、財布など様々な革製品に広く使われています。
種類も豊富で、部位によって柔らかさや風合いが異なり、それぞれ個性があります。
加工方法によっても性質が変わり、なめし以外にも型押しや染色など様々な加工が施されます。
牛革は、使い込むほどに味わいが増す素材としても人気です。
2.羊革(ラムレザー):
羊革は、牛革や馬革に比べて軽くて柔らかく、滑らかな肌触りが特徴です。薄くてしなやかなので、衣服によく使われ、着心地が抜群です。
種類としては、生後1年未満の仔羊の革を「ラムスキン」、それ以上の羊の革を「シープスキン」と呼びます。
ラムスキンはより繊細で柔らかく、シープスキンは丈夫で耐久性に優れています。
羊革は吸湿性と通気性に優れているので、夏でも快適に着用でき、また染色性に優れているので、様々な色に染めることができます。
一方で、水濡れに弱く、傷つきやすいという欠点もあり、お手入れには専用のクリームやオイルが必要。
3.ワニ革(クロコダイル):
ワニ革は、高級エキゾチックレザーとして知られ、独特の鱗模様と耐久性が特徴です。
種類は主にニロクロコダイル、カイマン、アリゲーターなどがあり、それぞれ模様や質感が異なります。
財布、バッグ、ベルトなど、様々な革製品に使用されますが、希少価値が高く高価です。
4.エコレザー:
本革の切れ端と天然素材の樹脂を混ぜて作られている革で、製造・輸送・販売・再利用のサイクルの中で環境面で影響が少ないと認められる革製品の事です。
合成繊維フェイクレザーの一種と混同されることがありますが、エコレザーとフェイクレザーは別物となっており、エコレザー=リアルレザー、つまり天然の皮革なのです。
動物由来ではない素材で作られた革です。近年、技術の発展により、本革と遜色ない質感や機能性を備えた合成皮革が多く登場しています。
種類
5.PUレザー(ポリウレタンレザー):
PUレザーは、布地にポリウレタン樹脂をコーティングして作られた合成皮革です。
本革のような見た目と手触りがあり、軽量で水に強いのが特徴です。衣服、バッグ、靴など様々な製品に使用されていますが、
通気性が低く、経年劣化しやすいというデメリットもあります。
6.マイクロファイバー:
マイクロファイバーは、ナイロンやポリエステルなどの合成繊維で作られた繊維で、その細さが最大の特徴です。
髪の毛の100分の1以下、8マイクロメートルという驚異的な細さにより、高い吸水性・速乾性・集塵力、また肌触りの良さを実現しています。
衣服、家具、掃除用品など、様々な用途に利用されています。
7.PVCレザー(ポリ塩化ビニルレザー):
PVCレザーは、布地に塩化ビニル樹脂を塗布した人工皮革です。本革と比べて安価で丈夫、汚れにも強く、お手入れが簡単。
防水性や防カビ性にも優れていますが、通気性は低く、経年変化による劣化は起こりにくいものの、柔軟性に欠ける場合があります。
8.ヴィーガンレザー:
動物の皮を使わず、主に植物由来や石油由来の素材でできた人工皮革のことです。近年、環境問題や動物倫理への意識の高まりから、注目を集めています。
種類や製法も様々で、本革と遜色ない質感のものも多くあります。メリットとしては、動物愛護、環境負荷軽減、お手入れが簡単ですが、
一方で、耐久性や通気性、経年変化など、本革と比べて劣る点も存在します。
いかかでしたか?今回は代表的なレザーの種類とそれぞれの特徴をご紹介しました。
レザーが使用されているファッションアイテム購入時に、ぜひ参考にしてみてください。